- しゅこう
- I
しゅこう【主公】(1)主君。
「細川別邸で~に謁見した/渋江抽斎(鴎外)」
(2)主人。「筆は~の筆なり/即興詩人(鴎外)」
(3)小説などの主人公。II「~の最後(オワリ)を示すときは/小説神髄(逍遥)」
しゅこう【収公】⇒ しゅうこう(収公)IIIしゅこう【手交】(公式文書などを)手渡しすること。IV「要請書を~する」
しゅこう【手工】(1)主に手先による簡単な工芸。(2)もと小・中学校の教科の名。 今の工作に当たる。Vしゅこう【手稿】手書きの原稿。 稿本。VIしゅこう【殊功】人なみすぐれた手柄。 殊勲。VIIしゅこう【珠孔】種子植物の胚珠にある小さい穴。 花粉管はここを通って胚に至り, 受精が起こる。VIIIしゅこう【珠江】中国, 華南地方の大河。 西江を本流とし, 東江・北江から成る。 広東省で大デルタを形成し南シナ海に注ぐ。 流域は米作が盛ん。 デルタの北端に広州がある。 華南水路交通の動脈。 長さ2130キロメートル。 別称, 粤江(エツコウ)。 チュー-チアン。IXしゅこう【趣向】(1)おもむき。 趣意。 趣旨。「貴翰の御~了承しました」
(2)おもしろみやおもむきを出すための工夫。「~を凝らしたもてなし」
(3)歌舞伎・浄瑠璃を作劇する際に, その作品に背景として選ばれた類型的な「世界」に対し, 作者が当時の事件から取り入れたり, 創作したりして盛り込む劇的工夫。→ 世界(5)(4)俳諧用語。 句の構想。 「句作り」に対する語。Xしゅこう【酒肴】酒と, 酒を飲むときの料理。 さけとさかな。XI「~を供する」
しゅこう【首功】(1)戦場で敵の首を取った手柄。(2)最高の手柄。 第一の手柄。XIIしゅこう【首肯】肯定の意味でうなずくこと。「~しがたい説」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.